「希望の一本松」展示

この一本松は、世界中にとって「共創」のシンボルです。2011年3月11日、日本を大きな地震が襲いました。多くの尊い命が奪われ、それぞれの故郷(ふるさと)が失われる中、7万本の中でたった一本だけ、津波に呑まれることなく、生き残った松がありました。

人々が「希望の松」と呼ぶこの松を、クルマの素材である鋼板を使って、日本のメーカー14社で再現しました。1000本を越える松の葉は、各社が個性を出し合ってつくりました。

震災で被災した車両の一部を「次の世代に受け継がれる命」を象徴するために、松ぼっくりとして使わせて頂きました。

そして最後の組み立て作業には、各社から7名の若者が集まりました。何度もやり直し、1ヶ月かかって作成した樹皮を、納得いかずに剥がす者もいました。

目標はただ一つ。被災された方々はもちろん、この木を見た人すべてに、希望を感じていただくこと。

競争している会社同士が、力を合わせることの意味は何なのか・・・会社や国は違っても、モノをつくる者たちの気持ちは同じ。

それぞれの国を故郷として大切に想い、その国の未来や人々の幸せを願う。それが、私たち自動車産業の使命であり、今回、私たちが力を合わせてこの「希望の一本松」をつくりあげたことの意味だと考えています。

「希望の一本松」詳細
「希望の一本松」展示位置

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