第5回 全日本自動車ショウ 1958
昭和33年10月10日〜10月20日(後楽園)
クルマへの関心が高まり自動車相談所も盛況。
この年、日比谷公園が工事中のため、一時的に会場を後楽園競輪場インフィールドに移し、10月10日から開催した。以後自動車ショーは秋の恒例行事となり、主催者も自動車工業振興会となった。会場内には「めぐりあいの場」や、国産車技術の理解のために「テクニカルセンター」(自動車技術会主催)が設けられた。正面入口には自動車相談所も設置。1日あたり約300人と多くの人の相談に応じた。ショー紹介の新聞評には「今年も国民車あらわれず……」と書かれたが、この年発売された「スバル360」が人気を集めていた。また、600ccエンジンでトルコン付きの「ミカサ・ツーリング」も人目を引き、クラウンの1500ccディーゼル車も関心を集めていた。